★久しぶりのクリスマスプレゼント

 昼過ぎに初雪が舞ったクリスマスの日・・・

 狙ったわけではないのだが、その日に時計が届いた。

 来月あたり、自分のクレジットカードから代金が引き落とされるが、家族からのクリスマスプレゼントということにしておこうと思う。
 あげるのはともかく、もらうのは久しぶりのような気がする。

 家族3人でのぞき込みながら箱を開けた瞬間、ちょうど0時を指して止まっていた針がものすごい勢いで動き出し、ぐるぐるぐるぐると回って現在時刻を刻み始めた。
 予想していなかったので、ちょっとした感動だった。

 息子のに続き、うちでは2つめの電波腕時計である。電池交換の必要もない。

 ただ、安さに負けて通販で買ってしまったので、ベルトの長さ調節がされていない。
 昨夕買ってきた工具で、前から使っている同メーカ同シリーズの腕時計の調整はできたのだが(これまで長すぎた)、これは仕様が少し違っていてうまくいきそうにない。

 通販で買ったものを時計屋さんに持っていくのは気が引けるが、考えてみれば、この時期、「プレゼントでもらったんですけど」といえば、角も立つまい。
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 一番の目的はカレンダーである。毎日のように「今日何日だったっけ?」ということになるのを回避したかったのだ。
 朝刊を読むときにその日の日付を覚えておけばすむことなのかもしれないけれど。

 ともかく、カレンダーのついた腕時計を使うのは社会人になってから初めてだと思う。

 これで、日常使う時計が3つになった。一番古いのは1994年の1月に買ったものである(昨日判明した)。

 あれっ? それまでどんな時計を使ってたんだろう・・・

 ・・・と思った瞬間、机の一番上の引き出しを開けるとセイコーのツインクオーツが出てきた。ガラスと文字盤は綺麗だが、ケースの金メッキが剥げてぼろぼろである。

 もちろん電池は切れていて、明るいところに出しても動き出したりはしない。

 今持ってるのは3つともこういうふうにはならないはずなので、死ぬまで使い続けることになるのだろうか。

 死ぬまで・・・