●ダイヤモンド・ラッシュ

 名作。
 しかも、デミ・ムーアマイケル・ケイン。これでも劇場未公開なのか・・・

 DVDで鑑賞できる幸運?を感謝すべきなのかもしれない。
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 ツタヤ・ディスカスのジャンル分けが「アクション」となっているが、それはあんまりである。見る気をなくすところだったが、デミ・ムーアマイケル・ケインの名前に惹かれて借りてよかった。

 社会派の味が入ったクライムサスペンスというあたりが正しい分類だろう。

 冒頭シーンでのミスリーディングな情報と、ダイヤを盗む際のご都合主義的な偶然がなければ、それこそ Flawless な映画だと思う。

 これが実話を元にしているというのがちょっと信じられない。どこまでが実話なんだろう?

(追記:日本語サイトではあちこちに「実話」の語があるのだが、映画のプレスリリースを読むと、はっきり、
This film and all the characters and events depicted herein are entirely fictional.
Any similarities to any person, living or dead, or any actual events are purely coincidental.
と書いてある。「この映画はフィクションであり・・・」というあれだ。実話を元にしているというのは何かの間違いかもしれない。ただ、現在テレビ放映中の『不毛地帯』にも同じ断りがあるが、実話を元にしているというのは周知の事実である。この映画の実際のところはどうなんだろう?)

(Flawless, 2008 U.K., Luxembourg)