■25円のモモ
1個25円の桃も買った。4個で100円。
私は「ジュース用」と書いてあったと記憶しているのだが、家人は「ジュース・ジャム用」と書いてあったという。
買おうとして手を伸ばすと、わざわざ店の人が寄ってきて、「その桃は、食べてもぜんぜんおいしくないですよ。ジャムとかにしないと」と言ってくれた。
そうはいっても綺麗な桃だったので、「なあに、念のために言ってるだけで、ちゃんと食べられるさ」となめていた。
だが、言われたとおり、食べてみると何の味もしない。おいしく食べられるのを確認して買った、2個で280円の桃も、すこしましな程度であった。
やはり、果物、特に桃は値段である。
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さて、4個もある25円の桃をどうにかせねばならない。もちろん覚悟はしていたのだが、生まれて初めてのジャム作りということになった。
幸い、レシピはネットで簡単に手に入る。だが、面倒なので、要するに桃と砂糖とブランデーとレモン汁を入れて煮るだけになってしまった。
途中で味見をするとあまりにも甘すぎたのだが、今朝食べた家人は「おいしかった」と言ってくれた。明朝は自分で確かめたい。
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それにしても、買う人ごとに寄っていって、「食べられませんよ」と言わねばならないような桃を4個100円で売っていて商売になるのだろうか。
私のあとで買おうとしていたおばさんは、そういわれて購入をやめていた。賢明な判断である。
愚か者だけが、2個50円を惜しんで1時間ほど時間をつぶすことになる(あと2個をどうしよう・・・)。