●2030年までに人口3億人

 「2030年に3億人国家と、GDP世界一を実現します」

 昨日書いた某政党のウェブサイトには、3つの主要政策の一つに、上記が掲げてあった。

 チラシにも「3億人に向けての人口増大策をとり」とはあったが、期限は記載されていなかったので昨日は紹介しなかった(笑)

 しかし、「2030年」には仰天した。

 国立社会保障・人口問題研究所が出した最新の中位推計によると、2030年の日本の人口は1億1500万人である。たった20年後のことだから、大きくは外れないだろう。

 人口を3億人にするためには、2億人近くを20年間で増やさなければならない。毎年ざっと1000万人。

 現在、日本で1年間に生まれる子どもの数は、110万人ぐらいだから、これを10倍に増やせば達成できる!
 20歳から39歳までの女性の人口は1000万人程度だから、彼女らが全員、その年齢にある間、毎年一人ずつ、20年間生み続ければ可能なのだ・・・とはさすがに考えていないようで、

 「海外からの移民を積極的に受け入れます」

 という記述がある。

 要するに、今後20年間で2億人近い外国人を日本に移住させるという計画ですね・・・
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 えんえんと数字を検討するまでもない。

 「ばかばかしい」のひと言でおしまいである。

 これまでにも、ばかばかしい泡沫候補はいたし、泡沫政党もあった。
 だが、ここでわざわざ取り上げたのは、この政党が「泡沫政党」ではないからだ。この政党が小選挙区で予定している候補者数は、なんと、すべての政党の中で一番多い。自民党よりも民主党よりも。

 これは何か手の込んだ冗談なのだろうか。あるいは、10億円を超えるだろう供託金を、国に寄付しようという殊勝な心がけなのか。
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 あんまりなので、この話題はこれ以降封印します。失礼しました。

 やっぱり・・・ 「かんべんしてほしいわ」