★冤罪(笑)

 カラのエレベータに1人で乗り込む。

 ハコの中にはオッサンの臭い(多くはポマードとかヘアトニックとか)が充満していて、「うっ」となる。

 別の階で妙齢の女性が1人乗り込んでくる。

 気のせいか、一瞬たじろいで顔を歪めたように感じる。

 「わ、わたしじゃないんです!」と叫びたいが、見知らぬ女性にそんなことを言うと、アブナイ人になってしまう。

 朝から濡れ衣を着せられ、また暗い一日が始まる・・・

(私はオッサンの臭いが大嫌いなのですが、女性はもしかしてあの種の臭いに魅かれたりするのでしょうか。そういうことでもない限り、男性用化粧品があんな臭いである説明がつかないのですが・・・)