■冤罪タイムマシン

 新しく購入した MacBook Pro で、アプリケーションがたびたび落ちる原因は、Time Machine ではなかった。

 新しく使い始めた機能はそれぐらいしかなかったので、真っ先に疑ってしまったのだ。冤罪はかくのごとく容易に生まれる。自戒せねば。
 まことに申し訳ない > Time Machine

 ともかく、土日のほとんどをパソコンの環境作りやデータのバックアップなどに費やしてしまった。
 特に、理由のわからぬアプリケーションの強制終了を解決するために、いろいろな実験を強いられた。その過程で、さまざまな初期設定をクリアしたりすると、またアプリごとに設定し直したり、シェアウェアの登録キーを入れ直したり、もう大変である。

 これも仕事には違いないから、土日はすべて仕事に当てたことになる。結局、月曜の夜中まで続き、火曜の夜である先ほど、やっと一応の解決をみた。

 真犯人は ATOK2007 である(わかってみると、もっと早く気づけよという気はした)。

 だが、「じゃあ、使わなければいいじゃないか」というようなソフトではない。おそらくは、現在マックで使える唯一まともな日本語入力システムなのだ(ことえりも最近はよくなったという話も聞くけれど)。

 なので、犯人がわかってからでも、現象を回避する方法を探し求めることになった。

 OSの再インストール、ATOK2007の削除、ATOK2007の再インストール、引き継いだ辞書や諸設定の削除、再度、ATOK2007のクリーンインストール・・・ などを繰り返しても、結局は回避する方法を見つけることができなかった。

 仕方がないので、現在は ATOK2006 にダウングレードして使っている。今のところ問題は起こっていない。

 職場で使っている MacBook Pro ではこんな問題は起こっていないのに、どうしてなんだろう?

 ともかく、やっとパソコンがまともに使えるようになってほっとしている。

 ほとんど使い物にならない高価な最新パソコンを抱えて、一時はどうなることかと思った(まあ、パソコンとのつきあいは長く、ある意味では慣れっこになっているので、そのうち何とかなるだろうという気はしていたけれど・・・)。

 これでやっと、先週末と同じレベルの環境に戻っただけ(さすがにレスポンスはいい)。貴重な人生の3日ほどを、空しい作業に費やしたものである。