★今どきのデジカメ

 家人が仕事用にカメラ(Canon PowerShot S5 IS)を買ったので、使わせてもらっている。今まで、デジカメといえば胸ポケットに入るもの以外には興味がなかったから、こんなすごいことになっているとは夢にも知らなかった。

 いちいちここには書けないが、目の醒めるような高性能・高機能。しばらく使っていると、かゆいところに手の届く使いやすさにも感動する。
 使っていて、「不便だな。こんなことがさっとできればなあ」と思うようなことは、実際にはことごとくさっとできる。それどころか、思いつかないような機能までてんこ盛りだ。

 「人間工学を研究し尽くした」というような古い宣伝文句が使われていても納得の操作性で、手になじむ。絶妙の位置に配置されたスイッチが直感的に使えるのだ。長年カメラを設計してきたメーカならではの熟成が感じられる。

 もちろん、代償としてそれなりの大きさは持っているし(小さいカメラで同じぐらいの操作性の良さを実現するのは不可能である)、一眼レフと比べれば、少なくとも連写性能と画質は格段に劣る。

 しかし、いつでも手軽に携帯できるメリットとコストパフォーマンスを考えれば、十分納得できるのではないだろうか。

 何しろ、3万円台前半で手に入るのだ。こんなに安くて大丈夫なんだろうか。MADE IN JAPAN って書いてあるけど、ほんとかな?

 これが双眼鏡なら、何の機能も愛想もないごくスタンダードなものが同じぐらいする。ちょっと信じられない差だ。
 みんながデジカメぐらい双眼鏡を買えば、おそらく値段は1/5ぐらいに下がるだろう。どうですか、一人一台(笑)

 何だかよくわからないうちに、無料で5年保証をつけてくれたが、5年前のデジカメがどんなものだったかは知っている。今後5年間で同じぐらいの進歩があるとすれば、5年も保証してもほとんど無意味だろう。

 次の5年は大したことないかな? いや、もっととんでもないことになっていたりして。