●さよなら Macintosh
使わなくなったパソコンを捨てることになり、ハードディスクを取り外す必要が生じた。ご時世である。
なんとなく愛着があって捨てがたかったのだが、なんやかんやの条件が重なり、この機会に一斉に廃棄することにしたのだ。
というわけで、ノートパソコンを分解・組み立て。どうせ捨てるんだから組み立て直す必要はないんだけれど、やっぱり元の形に戻したくなる。
Macintosh PowerBook 5300cs, 2400c, G3
特に 2400c は思い出深い愛機だった。中味は G3 化したりして改造してある。そいつがこれほど手こずらせてくれるとは・・・
ほとんど完膚無きまでに分解しないと、ハードディスクが取り出せないのだ。外すべきネジだけで、何と34本。あと、プラスティック部品を取り外したり、フィルムケーブルを外したり、ディスプレイを分離してしまったり、金属カバーを取り除いたり・・・
さすがに組み立て直す気力がなくなり、ビスを使わずに適当に元に戻す。何とか形に戻ったのが信じられないくらいだ。
よくこんなものが設計できるよなあ・・・
これ以外にも、東芝のダイナブックと同僚の PowerBook G4。
都合、ノートパソコンを5台分解したことになる。
アップルのパソコンから Macintosh の文字が消えたのはいつからだろう? ともかくこれで、もはや Macintosh とは縁が切れた。もう10数年も前、自腹で60万ほど払って買った Centris 650 から始まった長い歴史だった。
でも、たった10数年か。とてもそんな短い間のこととは思えない。だが、どうせまた数年もすれば、こうしてこれを書いている PowerBook という名ともお別れだろう。
昔と違ってパソコンに深い思い入れはもはやないけれど、それでもちょっとしんみりして、Macintosh に別れを告げようと思う。
さよなら Macintosh ・・・