◆一日中、雨

 今日は朝7時に起きたのに、一日中雨。というか、雨音で目を覚ました感すらある。

 予定していた鳥見もさすがに中止。探鳥会のリーダーにお目にかかって、伺いたいこともあったのだが・・・

 昨日の夜、10時過ぎ、散歩(ウォーキング)していると、近所にあるちょっと大きめのミゾ(住宅地の排水路といったおもむき。もちろん、3面コンクリート。深さ・幅ともに1.5mぐらいか)のところに、怪しい鳥が止まっていたのだ。

 知らずに通りかかると、こちらに驚いたのだろう、すぐ目の前をばさばさと右から左へ横切った。

 一瞬、カラスかと思ったが、シルエットが明らかに違う。目で追うと、後ろの電線に止まった。

 今日に限ってカメラも双眼鏡も持ってない。こんなことがあるからやはり必須なのだ。

 いったんその場を離れ、出先からバスで帰ってきた息子と合流して戻る。まだ電線に止まっていた。明らかに、ゴイサギとかササゴイの類だ。だが、闇夜に遠目、肉眼では、とても同定できない。

 家に戻ってカメラを持ってこようと言うと、ここで見張っていると息子が言う。つれあいは冷たく、もう戻ってこないよ、と息子に告げている。

 急いで家へとって返し、双眼鏡やらカメラやらを鞄につめ、今度は自転車で家を出る。息子のいる場所に戻ると、幸いまだ鳥はいた。

 双眼鏡を出して覗いたものの、黒いシルエットである点は同じである。いくら拡大したって同定できるものではない。私には紫に近い頭が見えた気がしたが、気のせいかもしれない。
 息子の方は特徴的な冠羽を見たという。だとするとやはりゴイサギか。

 ストロボをたいて写真を撮ればはっきりする。息子が修学旅行に持っていってフィルムが余っているカメラと、いつものデジカメの両方を持ってきた。これで万全・・・のはずだった。

 が、カバンからごそごそとカメラを取り出す音に驚いたのか、おそらくは15分以上も同じ電線上に止まっていた鳥が、ばさばさばさと近所の大木の方に向かって飛んでいってしまった。

 それにしても、こんなところで夜中に何をしていたんだろう。採餌以外には考えられないが、こんなところに魚なんかがいるんだろうか。見たことがないんだけど。
 息子によると、以前、カルガモもいたというが、カルガモが食べるのはふつう水草である。
 あるいは、カエルやカニとかならいるのかもしれない。カニなら見たことがあるような気がする。このミゾ沿い、カブトムシがいたりセキレイ類がいたりして、侮れないのは確かなのだが・・・

 それに、あの大木がねぐらなのかなあ?

 ・・・今日は一日中雨で、録っておいた映画(山猫は眠らない2)を見たりエンタの神様を見たり昼寝したりしてうだうだと過ごした・・・と書こうと思っていたのに、いつの間にか昨夜の話になっている。

 まあ、その方が少しは中味があるけれど(あるのか?)。

 図鑑で調べると、ヨシゴイなら昼夜関係なく一日中活動するとある。まあ、違うでしょうね。

 いずれにせよ、今度からウォーキングの際には必ず通るようにしよう。ちょっとした楽しみができた。