★テルマ&ルイーズ

 これもなぜ借りたのか覚えがない。TSUTAYA DISCAS から配達されてきた。

 ジーナ・デイビススーザン・サランドンハーヴェイ・カイテル、売り出し前のブラッド・ピットリドリー・スコット監督。

 見るのは多分2度目だし、見た覚えもあった。

 だが、ほとんど覚えていないし、それより何より、心に残っていない。おそらくは、描かれている女性たちの心の動きが理解できなかったのだろうと思う。

 今ならたぶんできる。だから、この映画の良さ・深さもある程度わかる気がする。

 成長したのだとは思うが、年を取っただけかもしれない。いずれにせよ、あまり嬉しい方向への変化ではない。こういう映画はわからない方が幸せなのだ。

 最後のシーン、もう1秒ほど長い方がいい。自由落下のような動きが始まる前に切りたかったのはわかるが、1秒なら大丈夫なんじゃないか。

 "間"の感覚が彼我で異なるのかもしれない。

(THELMA & LOUISE, 1991 U.S.A.)