◆立派で寂しい空港

20040619 和歌山県南紀白浜に立派な空港があるのをご存じでしょうか。新滑走路ができ、ターミナルビルも建て替えられ、新しく綺麗になっています。が、ここの定期便は出発到着それぞれ2便のみ(夏のシーズンはもう1便ずつ増えるようです)。到着ベースでいうと、朝と夕方に、羽田から来る便があるだけです。それが折り返し、東京へ帰っていくだけ。ときおり海上保安庁が飛んだりしているようですが、その他の利用は数少ない自家用機ぐらでしょうか。その小型機からの収入は、1機1回あたり1000円。
 空港管理、管制、気象から、土産物屋、食堂、JALの地上職員に至るまで、ずっと何をしているのでしょうか(いえ、非難のニュアンスではありません)
 いずれにせよ、ものすごい赤字を垂れ流しているだろうことは簡単に想像できます。そのおかげで私たち飛行機好きは恩恵をこうむっているわけですが、ふつうに考えれば、ぜんぜん間尺に合わないのは明白です。日本中に、こういう立派な空港がいくつあるのか考えると・・・

 一方、石垣島空港などは驚くほどの簡素さです。昔の一戸建て住宅のようなターミナル!や、短すぎる滑走路には唖然とします。さすがに移転・新設が検討されているようですが、もしかするとあのままでいいのではないかという気もします。

 最後に神戸空港。バカ・・・