●憧れのアルミ鍛造ホイール

 さて、肝腎のホイールである。クルマは好きだが、お金をかける方ではないので(全然ない)、ホイールを買うのなんて初めてである。しかも、憧れのアルミ鍛造1ピースホイール。タ・ン・ゾ・ウ。なんでも、鍛造ホイールを作れる工場は、日本に3つしかないという。ウソかホントか知らないが、「世界最軽量」とまで書いてある。よくわからないが、ありがたいではないか。
 7本スポークだが、細いので、奥までスケスケ、ブレーキも丸見えである。掃除はしやすそうだが、見えなければしなくていい部分まで掃除しなければならなくなりそうだ。
 で、いいのかどうかというと、正直言ってよくわからない。気のせいか、走り出しが軽くなったような気はする。だが、段差やギャップの「いなし」という面で見ると、タイヤがこれまで(スタッドレス)より固いせいか、空気圧が高いせいか、むしろ、突き上げやハーシュネスが大きい気がする。まあ、いずれにせよ、タイヤのせいだろう。
 ・・・というと、GR-8000の立つ瀬がない。ふにゃふにゃで柔らかいゴムのスタッドレスは、乗り心地の面では有利なのだろう。念のため、もちろん、タイヤを替えてからは、コーナーでぐにゃっと腰砕けにならなくなったし、ブレーキも安心して踏める。雨の日も(たぶん)心強い。一皮むけるのが楽しみだ。