●20年・・・

 ある会合に、なじみの顔やら懐かしい顔やら知らぬ顔やらが集まった。みな同じような業界の人間なので、何となく知っているが正式に挨拶したことがないとかいう人も多かった。
 主賓とはふだんから親しくさせていただいているので、他の方にお譲りし、その顔やらあの顔やらと挨拶していた。
 久しぶりの顔の多くは、学部生以来20年ぶりだ。一つ年上の先輩(女性)に「変わりませんねぇ」というと、「そんな見え透いたお世辞を言わなくても」と言って引かれてしまった。が、実際、変わらないと思ったのだ。むしろ、綺麗で魅力的になった気さえする。25では通らないかもしれないが、がんばれば33で通るのではないか(うれしいでしょ、田○さん。読んでないと思うけど)。あ、いや、もちろん、変な気はまったくない。
 それにしても、また感じてしまった。「変わりませんねぇ」の応酬。20年!の月日は重いのか軽いのか。