◆ラビットホール

 例によってまったく予備知識なしに見て、題名から『不思議の国のアリス』関係の映画かと思っていた。
 だとするとちょっと辛いので(先日、『アリス・イン・ワンダーランド』(ジョニー・デップアン・ハサウェイ)もがんばって見たばかりだし)、もしそうだったら見るのをやめようと思いながら見始めた。

 だが、全然関係のない作品だった。

 それにしても、要するに「幼い子どもを亡くした夫婦」という設定だけで、これほどの作品が生まれるとは。

 後で調べると、ピューリッツァー賞トニー賞を受賞した戯曲を映画化したものらしい。さもありなん。

 こんな地味な映画をニコール・キッドマン主演で製作して採算が取れるのかとも思ったが、彼女自身がプロデューサなんですね。出演料を減らしたのかな?

(Rabbit Hole, 2010 U.S.A.)