★96時間

 リーアム・ニーソン版、ダイ・ハード

 哀愁漂う弱気な父親が、娘のためにみごと非情に変身していく(というか昔に還っていく)。

 最初の敵を事故死に追い込んだ時には死の瞬間から目を背け、手がかりを失ったこととともに殺してしまったことへの悔恨も感じ取れるのだが、その後・・・

 まあご都合主義のサスペンスアクションなんだけど、うまくできているし、ラストシーンには涙が出る。
 ___

 リュック・ベッソン監督、フランス映画ということになるらしい。

(Taken, 2008 France)