★親戚の集まり

 まだ働き盛りだった息子を亡くしてから2か月あまり、こういうとき「後を追うように」というのだろうか、その父親も亡くなった。

 以前書いたとおり、父親の方はいつ亡くなってもおかしくない状態ではあった。

 先日の息子は4親等だし、仕事もあったので遠方の葬儀に参列できなかった。今度は3親等だしゴールデンウィークなので、行かねばならない。

 親戚が顔を揃えるというのは、ほとんど葬儀・法要という感じになってしまった。会うたびに「なんかもっとええことで会えたらええのになあ」という声を聞くが、われわれ庶民に「ええこと」なんてそうあるものではない。
 結婚式が一通り片付いてしまえば、次のラウンドまでは葬儀・法要だ。そして、結婚式に出る範囲よりも葬式に出る範囲の方が圧倒的に広いのである。

 あ、そうだ。父親とか叔母とかの、古稀とか還暦とかいう集まりはあった。さして「ええこと」だとも思えないが、そういうので集まるのも無駄ばかりではない気がしてきた。これも年齢のせいか。