★輸入車がずらり

といっても、たった3台。それもそれほど高いクルマではない。
 何かというと、いつものトラットリアに先日行った際、3台分の駐車場がすべて輸入車で埋まったことだ。プジョーメルセデスBMW

 もともと、北大阪は輸入車比率の高い土地柄ではある。片側3車線の道の信号待ちで、前後左右をBMWに囲まれた、という経験もある。でもまあ、それは別にして、上記件から何を読み取るか。

1.パスタ好きは輸入車好き
2.1000円以上のランチを食べる人は輸入車を買う

 他に思いつかない。ますます頭が錆び付いてきた。

 いや、言いたいことはこうだ。繰り返すが、決して無茶な高級車ではない。メルセデスなどは、相当くたびれた「小ベンツ」だ。トラットリアだって、1000円でアイスクリームやコーヒーまで付く小さな店だ。高級感もない。つまりは、それほどお金に困ってないにせよ、金持ちではない人たちが、どうしてわざわざ不便で金のかかる輸入車を買うのかということだ。
 いろいろ言う人がいるだろう。でも、私はこう思っている。日本車に魅力的なクルマがないのだ(ミニバンやオープンツーシーターを選ばない人にとっては、かな)。特にデザインがひどい。また、高級とゴテゴテを一緒にしている。安楽なルーズさを高級だと思っている。デカいほど高級だと思っている。細部の手抜きとコストダウンが気分を萎えさせる。理由はいくらでもある。

 今のクルマを買うとき、できるなら日本車のセダンにしたかった。だが、何よりもデザインが耐えられなかった。いったん輸入車を見てしまうと、日本車のドアヒンジの部品を見ただけで気分が萎えた。そのせいではないと思うが、ドアを閉めたときの音が安っぽすぎる。内装パネルのウッドもアルミも、ことごとくフェイクだ。
 好みの、エンジン縦置き真面目系フルタイム4WDを主力にしているのはスバルのレガシィだけ。だが、そのデザインセンスの悪さには定評がある(モデルチェンジされて洗練されたと思ったら、主力デザイナーが外国人になったためだという・・・ だが、その新型レガシィでさえ、アウディを真似たとおぼしいハニカム模様のアルミに似せた内装パネルは、プラスティックにビニール貼り?のフェイクだった)

 少しぐらいコストがアップしても、こだわりの小型スポーツセダンや小さな高級車なら、潜在マーケットはあると思うのは素人の浅はかさだろうか(反語にあらず)

 ゼロ・クラウンは、相当いいらしい。が、いかんせん、大きすぎる。

 どっちにしても、日本のメーカが、「欧州車」やら「ドイツ車」に「近づいた」ということを宣伝文句に使っているうちは、割高な欧州車を買う人は後を絶たないだろう。